「『KAGEROU』読んだ」的な
体調崩して仕事休んでしまったので自室でふて寝。
ふて寝しているとお笑いコンビ「ホーム・チーム」が解散したとの知らせ。
嘘だ……嘘だと言ってくれよ。
高校時代どれだけあなたたちの漫才やコントで救われたとおもってんだ。
漫才を録音したMDだって未だに持ってるってのに!
「完売劇場」を録画したビデオだって未だに持ってるってのに!
与座さんの「トイストーリーのウッディの動き」は「細かすぎて伝わらないモノマネ」史上最高傑作だってのに!
ふて寝に拍車がかかる。
すると予約していた『KAGEROU』が届く。
- 作者: 齋藤智裕
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2010/12/15
- メディア: 単行本
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仕事を休んだのをいいことに寝っ転がりながら読む。
一気に読了。
面白かった。「思ったより」という程度じゃなく、純粋に面白く読めた。
まずヤスオとキョウヤのやりとりが読んでて楽しい。キャラ作りが上手だと思う。
ヤスオのテンションが総じて高いのが若干気になるけど、死ぬ間際の人間て逆にハイになるのかもしれない、と思うと逆にリアリティを感じる。
これは「感動で涙が止まりません」系の話ではなく、僕的には楽しい小説だった。(もちろん感動シーンはあるけど)
この記事で触れられているダジャレのシーンもいい味を出していた。
というよりこのダジャレがないとこの作品は成り立たないくらい。
ただ最後のオチは個人的にはよかったと思うんだけど、ちょっとわかりにくいかも。「何で?」って思う読者が出てきちゃうかもわからん。
僕的には面白いと思うのだけどAmazonの評価が気になる。あれを見てると僕の感性は他の人と違うのでは……? と思いたくなる。
だけど世間の評価がどうであろうと好きなものは好きなのだからしょうがない。
僕は胸を張って「好きな小説だ」と言えると思う。
そんな23歳の師走。