「『ロウきゅーぶ!』読了」的な

ロウきゅーぶ! (電撃文庫)

ロウきゅーぶ! (電撃文庫)

電撃小説大賞の銀賞受賞作です。
ラノベには珍しいスポーツもの。それもスポ根ものです。
ただバスケをする話です。試合に勝つために特訓をして、勝利を目指す。本当にただそれだけです。
それだけなのに……やたら面白い。それに熱いです。表紙とか挿絵なんてあんなものは飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。というかバスケをするだけの話なのにバスケシーンの絵がひとつもないってどういうこっちゃ。
「友情・努力・勝利」そんなお話でした。「友情・努力・勝利」そしてバスケットと言うとスラムダンクみたいな気がしますが……スラムダンクみたいな小説です。というかなんとなくですがこの作者さんがスラムダンクの影響を受けてるんじゃないかな。主人公と花道が軽くダブるシーンあったし。
大賞のアクセル・ワールドに比べると文章力とか凄さという部分には若干劣る部分があるような気がしますが(それでもロウきゅーぶ!も文章力凄いんです。アクセル・ワールドが凄すぎたんです)話の展開が少年漫画のようで楽しく読めました。キャラクターもそれぞれしっかり作られているのも良かったです。
これは漫画化、アニメ化があるのではないでしょうか。