「読了」的な

ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫)

ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫)

作者の日日日さんが高校在学中に書いた作品です。
乙一にしても日日日にしても高校生の時にこんなに完成された文章が書けるなんて……。とか以前からブログで何回か言ってると思います。
けど今回読んで思ったのは、高校生だからこの作品が書けたんじゃないかなとか思ってます。
ちーちゃんは悠久の向こう』は高校生の感性がぎっしり詰まってる感があります。
だから小説賞受賞者の低年齢化なんて時期がありましたけど、これは「こんなに若いのにこんな文章書けてすげえ」ではなく「この年齢の感性ってすげえ」っていうことで若い人がどんどん受賞したんじゃないかな……とか思ったり思わなかったり。
まあ話題作りっていうのも多少はあると思いますけどね。