「スイーツ(仮)」的な

これは事実に限りなく近いフィクションです。
飲み会の次の日に男の友人二人とカラオケに行くことに。
実家まで車で迎えに来た友人A(共学出身)が僕に一言。
A「高校の同級生一人読んだから。女の子の」
僕&友人B「「……。は?」」
状況をいまひとつ理解してない男子校出身の二人。
その子の家まで車で迎えに行くことに。
そして同級生の女の子合流。
……スイーツ(笑)
外見で判断するのは絶対にしちゃいけない。
そんなことをするのは最低だ。
でもスイーツ(笑)
車に乗り込むなり携帯をいじりだすスイーツ。
しょうがないので高校時代のことを話し出すA。
携帯をいじりながらも相槌をうっているスイーツ。
とりあえず部活後で極度の空腹な友人Bの提案でファミレスに行くことに。
和風抹茶パフェを注文するスイーツ。
頼むものからしスイーツ(笑)
一口食べるなり「甘っ……」と言って和風抹茶パフェを残すスイーツ。
スイーツ(笑)! そりゃ和風抹茶パフェは甘いだろ。常識的に考えて!
結局一口食べただけで店を出るスイーツ。
で目的のカラオケに。
こっちが受付で手続きしてる間電話でしゃべってるスイーツ(笑)
そしてカラオケ開始。
ドラゴンアッシュを歌う友人B。
相変わらず携帯をいじるスイーツ。
どのタイミングでアニソンをぶちこもうか考えてる僕。
アムロガンダムじゃないほう)を選曲するスイーツ。
「キーが高い」「PVじゃない」との理由で途中で演奏を中止するスイーツ。
スイーツ(笑)……なのか? ここまでくるとスイーツ(笑)っていう言葉を使っていいのかどうかわからなくなってくる。
とりあえずアニメ映画の主題歌という意味ではアニソンである山崎まさよしの『One more time,One more chance 』あたりで様子を見る僕。
横になりはじめるスイーツ。
パチンコで憶えたというアクエリオンを歌うAのマイクを無理やりうばって歌うBと僕。
横になって携帯をいじるスイーツ。
リミッター解除で『未来への咆哮』を歌う僕とB。
もうスイーツ観察がめんどくさくなってくる僕。
スイーツそっちのけで盛り上がる男三人。
なんだかんだであっという間の二時間でした。
で帰りの車の中で疲れて寝る僕とB。
で彼女が車から降りたところで目を覚ます僕。
「後でメールするから」とAに言い残し去っていくスイーツ。
車の中で「絶対怒りのメールくるよ」と僕。
「いいんだよ逆ギレしとけば」と他人事なB。
そしてそのことは忘れてひたすらDVDの『リアル鬼ごっこ』の話をし出すAでした。

これは事実をもとにしたフィクションです。